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経営分析指標 ~その1~

今月から決算書等を使用して、簡単に会社の経営判断が出来る重要な経営分析指標を毎月一つずつ、ご紹介・解説してまいります。ご紹介する分析指標を参考に年次別に比較していただくと会社の傾向が把握できますので、以下の資料をお手元にご準備の上ぜひお試し下さい。
1.決算書(直近3期分)
2.会社情報(従業員数、発行済株式数)

【総資本経常利益率】
総資本経常利益率は、会社が1年を通していかに資産を効率良く使用して、経常的な利益を産出したかを示します。まさしく会社の成績表にあたるもので、非常に重要な指標です。

【総資本経常利益率(%)】=(経常利益/総資本)×100
  ※総資本=(前期末総資産合計+当期末総資産合計)÷2

この指標は会社が事業活動のために投下した総資本で、どのくらい経常的な利益を獲得したかを示すため、この比率が高いほど会社は効率良く収益を上げているという高評価につながります。
(業界平均データを文末に記載いたしましたのでご参考にしてください。)

また、総資本経常利益率は以下のような式に分解されます。
総資本経常利益率  
 =経常利益/総資本   

 =経常利益/売上高 × 売上高/総資本 ・・・パターン1
(売上高経常利益率)    (総資本回転率)

 =(営業利益+営業外収益-営業外費用)/売上高 
   × 売上高/(流動資産+固定資産+繰延資産) ・・・パターン2

 =(売上高-売上原価-販売費及び一般管理費+営業外収益-営業外費用)/売上高
   × 売上高/(流動負債+固定負債+純資産) ・・・パターン3

この式をもとに総資本経常利益率の向上を通して、会社のトータルバランスの改善を図りますが、
そのタイプは以下の二つに分かれます。
1.会社を高利益体質に持っていくタイプ(利益率重視タイプ)
2.売上高を向上させ、資本の回転率を上げるタイプ(売上重視タイプ)

みなさんの会社のタイプはどちらでしょうか?

少々複雑になりますので、ご不明の点などございましたら、お気軽にお問い合わせ いただければ幸いです。メールでのお問い合わせはこちらまでお願いいたします。

コンサルタント 松本 武士

<各業界平均データ>
建設業:1.8% 製造業:2.3% 情報通信業:3.5% 運輸業:2.2% 卸売業:1.6% 小売業:0.7% 不動産業:1.7%
飲食・宿泊業:0.8% サービス業:2.6% (出所:中小企業診断協会「中小企業の財務指標」平成16年度決算期分)