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バックアップを考える その1

前回は、バックアップについてお知らせしました。バックアップとは、「同じデータを複数の機器に保存し、一つが消えても残ったデータを使えるよう」にし、パソコンの故障時などに大切なデータを守るための対策のことでした。
ときどき、外付けHDD(ハードディスク)などにデータを移動するのをバックアップと勘違いしている方がいますが、ただ移動するだけではデータが一つのままなので、故障時にはデータが無くなってしまいます。
同じデータが二ヶ所にあることで、はじめてバックアップといえます。

言葉にすると簡単に感じますが、実際にやってみようとすると、これがなかなか難しいのです。
ご家庭のパソコンなどで、手動でバックアップをされている方は思い当たると思いますが、データのコピーには時間がかかるし、うっかりしているとずいぶん前にバックアップしたきりになっていたり・・・。
今回は、小さなオフィスやご家庭でパソコンのデータをバックアップする場合に役立つ方法をご紹介します。

◆高機能バックアップソフト付HDDを使用する
初めてバックアップを行うなら、専用のバックアップソフトを使うのがオススメです。自分でバックアップするデータを選んで複製を保存するタイプのものもありますが、パソコンのデータもソフトも設定も丸ごとイメージバックアップできる高機能なソフトがありますので、こうした製品を利用すると、パソコン故障時の復元作業も非常に短時間で行えます。こうしたバックアップソフトが付いた外付けHDDもあり、ご家庭でも手の出る価格になっています。

◆ミラーリング対応HDDを使用する
バックアップをリアルタイムに行いたい場合には、ミラーリングという方法があります。この「ミラーリング(RAID1)」機能搭載HDDを使うと、保存した瞬間に自動的に複製してくれます。RAID(レイド)とは、複数台のHDDを組み合わせることで、HDDの故障から大事なデータを守るなど、多機能に使える技術のことです。「ミラーリング(RAID1)」モードでは、データを保存すると2台のHDDに自動的に複製されて保存されます。どちらか1台のドライブが故障しても、もう一方のHDDに複製されたデータが残り、故障したHDDを交換すると、再びデータを使用できます。交換後は、またミラーリングでデータが守られます。こちらは少々高価になりますが、より本格的にバックアップを行うことができます。

さらに、大切に保存しているバックアップデータも誤操作でうっかり消してしまうと大変です。
誤操作にも備えるなら、パソコンとミラーリング対応HDDの両方にデータを残したり、DVD-Rなどで「完全保存盤(版)」を残しておく、といった対策が有効です。

小さなオフィスやご家庭などでは、こうした方法を検討するのが現実的だと思います。聞き慣れない言葉が出てきますので、ご不明な点がありましたらお気軽にお問合せください。また、次回はもう少し踏み込んで、法人の方向けのバックアップについて考えてみたいと思います。

ISCグループ グループリーダー 福田 彩