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「ボット」を知ってますか?

すっかり温かくなり、強い日差しに紫外線を感じることも多くなりました。日焼け対策は早めに始めた方がいいそうです。ウィルス等の対策も早めに行うことが肝要。いつも気にかけていたいものです。

ところで「ボット」という言葉をご存知でしょうか?
ボットとは、コンピュータを悪用することを目的に作られた悪性プログラムのことです。これにコンピュータが感染すると、悪意を持った攻撃者がインターネットを通じてコンピュータを外部から遠隔操作できてしまいます。つまり、あなたのコンピュータを操り「迷惑メールの大量配信」、「特定サイトの攻撃」等の迷惑行為を行ったり、あなたのコンピュータ内の情報を盗み出す「スパイ活動」など行ったりしてしまうのです。このように操られる様がロボット(ROBOT)に似ているところから、ボット(BOT)ウイルスと呼ばれています。

もう少し詳しく仕組みを見てみますと、ボットウイルスに感染したコンピュータは、攻撃者が用意した指令サーバなどに自動的に接続されます。これが数十~数百万台のボットウイルス感染コンピュータを従えた「ボットネットワーク」と呼ばれる巨大ネットワークを形成します。そして感染したコンピュータは、攻撃者からの命令を待ち受けます。攻撃者はこのネットワークを介して、意のままに数十~数百万台の感染コンピュータを操ることができます。その結果、フィッシング目的などのスパムメールの大量送信や特定サイトへのDDoS攻撃(分散型サービス妨害)などに利用され、非常に大きな脅威となるのです。
ボットに感染したコンピュータを使用しているユーザーは、知らない間に犯罪の踏み台にされ、「被害者」であると同時に「加害者」にもなってしまうのです。

ボットウイルスの怖いところは、感染しても目に見える特別な症状が現れないことが多く、ユーザーに感染を気づかせない特徴を持っているところです。また、ボットウイルスは自分自身を自動的にアップデートする機能を使って、新しい機能を追加したり自身の不具合を修正することができます。これもまたボットウイルスの発見を難しくしています。さらに恐ろしいことに非常に多くの亜種が存在し、従来のコンピュータウイルスの駆除手法による対応が困難となってきていて、意識的な対策が必要となっています。

次回は、ボットへの対策についてお話します。

ISCグループ グループリーダー 福田 彩