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税務調査 その3

これまで2回にわたって税務調査の概要と準備についてお伝えしてきました。
今回は調査中の対応の仕方や注意事項を中心にお伝えします。

■税務調査への対応
時々社長さんから「税務調査は拒否できないの?」との質問がありますが、査察の強制捜査は勿論、通常の調査も任意とはいえ質問検査権と協力義務(受任義務)【法人税法153〜157条】というものがあり、やみくもに拒否はできません。ちなみに拒否や妨害したり、嘘をついたりすると1年以下の懲役または20万円以下の罰金という罰則があります。【法人税法162条第1項第二号】
しかし、調査官の言うことには「Yes」しか言えないということではありません。事前予告のない調査などでは、税理士が到着するまで税務調査に着手することを断ることもできます。(ただし強制捜査は除きます)
また、机の引き出しなどを許可なくあけようとしたり、書類を盗み見るような行為に対しても「No」と言うことはできます。

■スムーズな調査のために
調査中に色々な書類を見せてくださいと言われますが、その都度別の場所に取りに行ったりして時間がかかるような場合、調査官によってはそれが妨害行為として誤解されやすいので注意が必要です。
いらぬ誤解をされないためにも、前回お伝えしました準備書類は用意しておいた方が良いと思われます。書類の整理がされていて特に問題もなければ、もしかしたら2日間の調査日程のところ1日で済むかもしれません。

■書類をなくしてしまった場合
請求書や領収書を紛失してしまった場合は、取引先との取引の確認が取れれば、取引の事実があったものと判断されます。しかし、これは法人税でのお話し。消費税では仕入税額控除を受ける際の要件に「帳簿と請求書の保存」【消費税法第30条第1項】がありますので、なくしてしまった場合はその分消費税が高くなってしまう可能性があります。

■自然体で
とかく調査官に迎合とまでは言いませんが、かなり気を遣いすぎ、おしゃべりしすぎをしてしまったり、また逆にコピーを依頼されてもムッとしてしまうような敵意むき出しの対応をしてしまったり、と極端な対応をしてしまうことで、結果余分に時間を費やし指摘事項を増やしてしまうということにもなりかねません。調査中イライラしてしまったり、不安でソワソワしてしまい、自然体を保てないようでしたら席を外してください。ずっと隣にいる必要はありません。
 
以上が調査中の対応と注意事項です。次回は税務調査最終回として調査を終えての対応についてお伝えしようと思います。

何かご不明な点がございましたら小山までご連絡ください。
お問合せは:03-3580-8711 アウトソーシンググループ 小山まで

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