葛藤・混乱期のチーム
私たちコンサルタントの経験を皆さまの事業に役立てていただこうという思いで始めた連載の5回目です。
前回は、私たちが日頃重要性を感じているテーマのうちの「チーム力」について、タックマンのチームビルディングモデルから、チームの形成段階について、この段階の活動として一般的な「自己紹介」を利用した方法をお伝えしました。
今回は、次の段階=葛藤・混乱期に進みます。
さて、お互いの理解が深まると、良好な関係が生まれます。しかし、ある目的のために結成されたチームでは、その成果のために個々人が活動を始めることにより、しだいに、各人の役割やチーム内の未完成のルールをめぐって意見の対立や混乱が生まれてきます。
ここで、タックマンモデルを思い出してみましょう。
いかに早く葛藤・混乱期を経験して通過するかが、早い段階から成果を上げることができるかどうかのポイントになっていました。
つまり、チーム力向上の観点からは、意見の対立や混乱を避ける必要はなく、少しでも早く通過することに意識を向けていくことになります。
それには、そのチームが果たすこととなっている目的・目標を明確にしておくことが大切です。
場合によっては、目的・目標から議論の対象になってしまう場合もあります。そのようなときは、とことん議論するのもいいですが、会社等の組織の場合には、そのチームの結成を指示した段階に問題があったといえるケースもあります。そのような危惧がみられたら、もう一度、チームが生まれる以前に戻って整理する必要があるか否か、見極めてください。
ISCグループ グループリーダー 福田 彩
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