節税策って、どうなんだろう? -1-
「あなたの会社は、本当に節税対策が必要ですか?」
なにかと「景気が悪い悪い」と言われ続けている昨今ですが、
そんな中でも、事業が発展してくると利益が出てきて、
「もう少し税金を抑えられないかな…」という思いが湧いてくるものです。
多くの経営者の方が節税に興味を持っていらっしゃり、
その証拠に、様々な専門家の方が「節税」についての書籍を出しています。
アマゾンで検索してみると、実に1,447件ものヒットがありました。
「節税」というと、
「生命保険に加入する」とか「高価な外車を購入する」とかいったことを
連想する方が多いかもしれませんが、
ここで誤解してはならないのは、
節税というのは必ずキャッシュが動くもので、
納税額を超えた金額がキャッシュアウトしている、ということです。
これに関して、
日本中央税理士法人(http://www.j-central.jp/)の三田村さんがまとめた
節税手法の説明が非常にわかりやすかったのでご紹介します。
節税の方法は、次の4つのどこかに分類されます。
① キャッシュが減って、税金が減る
② キャッシュが減って、税金の繰り延べができる
③ キャッシュが減らずに、税金が減る
④ キャッシュが減らずに、税金の繰り延べができる
それでも難解ですね。
これに具体例を加えてみましょう。
① キャッシュが減って税金が減る
→ 決算賞与など
② キャッシュが減って税金の繰り延べができる
→ 損金処理扱いの生命保険など
③ キャッシュが減らずに税金が減る
→ 資産の除却、廃棄、貸倒、評価損など
④ キャッシュが減らずに税金の繰り延べができる
→ 固定資産の特別償却、割増償却、圧縮記帳など
少しイメージしやすくなったでしょうか。
これらを効果的に活用するには、
「とにかく会社にキャッシュを多く残したい」ということであれば、
③>④>①>②
の順で、
「必要なものを先に買っておいて、納税のコントロールをしたい」ということであれば、
①>②>③>④
の順で、検討することがポイントです。
もう一度、問いかけます。
「あなたの会社は、本当に節税対策が必要ですか?」
繰り返しになりますが、
「節税」は(タイミングは別にしても)、
「対策した分の資金を使っている」ということになりますので、
くれぐれも、納税額以上の資金が動いているということを
忘れないようにしましょう。
チーフコンサルタント 柿本 謙二
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